arakannohitorigoto’s blog

還暦のひとりごとを綴ります。

昨夏の出来事。

もうすぐ8月も終わる。

今年の夏も疲れた。

 

母が嘔吐と発熱で暫く水分だけの注入になった。

1000cc 以上の水分を、1日3回以上に分けて注入するように医師から指示された。

9時、12時、16時、20時と1日4回3〜4時間置きに実家に通った。

約1週間そんな日々を送った。

本当に疲れた。

 

昨年の夏も、父がエアコンの冷房を扇風機のような使い方をして、冷房が効いて冷えたら切るを繰り返して、母を脱水にした。

今回以上の3週間ほど1日3〜4回実家に通った。

 

昨年の夏は、まだ経口摂取をしていて、とろみを付けてカロナールを内服させた。

7月末頃には母の意識は朦朧として混濁して行った。

このまま逝くのかと覚悟をしたが、8月に入って復活した。

 

忘れもしない、8月11水曜(カレンダーは祭日)だった。

東京オリンピック開催で祭日は8月9月曜に変更されていた。

 

在宅医が来てくれて部屋に入って来た瞬間に、母が大きな声で「私、先生に助けて貰った」と言った。

???  よく聴くと在宅医が来てくれた2週間前の7月末に、亡くなった母の母(私の祖母)が迎えに来て、「あの世に行こうと言ったらしい」!!

母は「行かない」と断ったらしい。

 

私は、スピリチュアルな事はあまり信じない方だが…

母は、よく聞く臨死体験をしたようだ。

 

今となっては、昨年の夏に脱水で眠るように逝った方が、母にとって良かったのではと思う時がある。

 

その1か月後コロナ第5波の最中に、脳梗塞で救急車で搬送される事になるなど想像もしなかった。